先日、実家から封筒が届きました。なんだろうと思い開封してみると氷川きよしのCDが入っていました。
特にメモも何もありません。
「なぜ?」
僕が氷川きよしのファンでもないし、おそらく親が氷川きよしのファンでもないだろうし、「氷川きよしのCDほしいな〜」なんて帰省の時に行った覚えもないし・・・
思い当たるフシがないので、とりあえず理由を聞こうと電話をするも、誰も出ず。
氷川きよしのCDを前に、僕を含め家族全員で「?」。突然郵送されてきて、家族を混乱に陥れた氷川きよし。いや、氷川きよしが悪いわけではないだが。
どうすることもできず、とりあえずなぜなのか、自分の頭で色々と考えてみることにしました。で、なにかヒントがないかとジャケットを見て、曲名を見ていると、ひっかっかるものが。
僕の亡くなった祖母が自費出版していた句集があったんですが、そのタイトルと同じ曲名を見つけました!
「もしやこれか!このタイトル繋がりか!!」と僕の中で点と点が結びつきました。そしてまさか祖母の句が、氷川きよしの曲に使われている!?でもなんで?氷川きよしが知り合いなのか?
謎は解くためには差出人の親に尋ねるしかありません。でも何度電話しても不在・・・
ドラマ的にはここで事件のひとつやふたつ起こる展開。でもこれは現実・・・
謎はなぞのまま、数日もやもやしたまま過ごす事になりました。
それから数日後(って数日も送りっぱなしでほっておかれたのかい!)、突然の親からの電話。ついにその謎が説かれる時が!
まず実家に電話をしても出なかったのは、旅行にいっていたからとのこと。そんな、突然氷川きよしのCDを送りつけておいて、連絡を断つとは。せめてメモを同梱するなり、発送前に電話してもいいんじゃないですか・・・
それから親は語り始めました、氷川きよしの謎を。
親の口から語られたのは、「祖母の句集のタイトルと同じ曲があったから送った」とのこと。やはりそうか!ということは、やはり氷川きよしの歌の詩に使われたんだな!!!というドキドキを抑えきれず続きを聞くと、「ただ、それだけ」的な言葉が。
「え、ただそれだけ?」おもわず口に出してしまいました。
ただそれだけで、氷川きよしのCDを送ってくるとは。呆然としつつも「ありがとう・・・」とだけ伝えて、力なく電話を切りました・・・
せっかく送ってもらった親の思いの詰まった氷川きよしのCD、今このブログを書きながらバックで流れているのは、その氷川きよしのCDです。
「思い出いっぱい、虹色シャボン玉・・・」
今、氷川きよしが僕にそう唄いかけてきます・・・